9.姉さん、事件です!
 
某有名登山地図の1975年版を久しぶりに取り出してみました。
では!っと開こうと手にした途端、何やら白い粉状の物質がパラパラと落ちていきます。
マジか!?・・・っと嫌な想像が頭を過ぎりました。
 
筆者の所有するその地図は1972年版がもっとも古く、次いで2番目に古いのがこの1975年版です。
実際に山中へ持っていき、あるいは家で何度となく開いた地図であり、それなりに使用頻度も高いものでした。
72年版は昔ながらの紙製地図で、クロスする折り目部分等に多少の傷みはありますがまだまだ現役使用可能な状態です。
75年版は○○紙というプラスチックフィルムをベースに印刷されたもので、メーカー曰く「水に強く引き裂きにも強く丈夫」などと紙製からの有効性を謳っています。

筆者の地図保管はA1サイズ2枚を横に並べておける大きなスチール家具(大型の業務用図面棚)を使用しており、床置きの引き出し式5段の最上段に購入時のオリジナル紙ケースに折りたたんだ状態で4〜5種を重ね並べています。
2.5万図、5万図等の国土地理院発行の地形図は、書店にあるような状態で開いた重ね置きです。
引き出し1段に付き2個の市販防虫剤を入れ梅雨時や降雨時には部屋全体で適時除湿を行うなど、筆者にとって重要なものであり自分で言うのもなんですがそれなりに気を遣った方ではないかと思います。


この種の古い地図をお持ちの皆さん、特にこのシリーズで75年前後の○○紙に切り替わった当初の地図をお持ちの皆さん、しばらく開いてなかったら確認した方がいいかもしれませんよ。
ベースフィルムへの印刷密着がひょっとしたらこのようになってるかも?
ちなみに裏面にはこれと言った問題は見られず、カラー印刷面のみの異常でした。
40年以上前の古い地図だから文句言うつもりはないけど、もっと古い紙地図がカビもなく使用可能であると思うと・・・・^^;^^;
 
新規追加 2016年11月10日
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