甘楽町最高峰/稲含山よりジャンクションピーク(羽毛山?)
全面更新 2012年 1月20日
稲含山とJP
雪の稲含山(右)とジャクション・ピーク(中央付近鞍部より左へ最初のピーク)

地元でも一般に甘楽町最高峰と信じられ、西上州の入門山岳としてその入口に鎮座する稲含山。

農耕の神として山頂付近に二つの神社を祭る、信仰の山としても名高い。

ジャンクション・ピークはその奥、甘楽町真の最高峰として同町と下仁田町・藤岡市の3市町を分ける。

三角点のなかったピークに平成に入って4等三角点(1377.5m)が設置され、名実共に最高峰となった。

往復2時間足らずの稲含山だけでは・・・・という方に、薄い踏跡を訪ねるバリエーションを紹介しよう。

 

グレード(個人評価)  H  1    3  4  5  U  / 判断基準
ルート 赤鳥居登山口→下仁田稲含神社→稲含山→鞍部→JP→鞍部→稲含山→秋畑稲含神社→一の鳥居→登山口
総歩行時間(休憩含まず) 4時間程度。但し踏跡を見失うとその限りでない。
登山適期 3月中旬〜5月中旬 及び 10月下旬〜12月中旬  稲含山だけなら通年
地形図 下仁田&神が原
駐車場所 林道峠前は広く15〜20台の駐車スペース有り。一の鳥居登山口付近には3〜4台可。
注  記 目立つ危険はないが、ザレた急傾斜地の下降や所々薄い踏み跡のルートファインディングに注意!

 

ガ イ ド (99年5月3日現在)
鳥居峠 林道峠付近

赤鳥居&一の鳥居、どちらの登山口も近くまで乗用車でOK。右写真は峠を俯瞰。赤鳥居登山口へは雪の林道を入って200m程度。甘楽〜下仁田間を結ぶ林道稲含高倉線により写真の通り車両通行可能。
尚、鳥居峠(茂垣峠)詳細は こちら

 
   
登山口からすぐ赤鳥居に迎えられる。山頂まではよく整備されたハイキング道。秋畑稲含神社分岐を過ぎ山腹をトラバース。たどり着いた山頂直下の肩には、立派な下仁田稲含神社がある。この日は例大祭で賑わっていた。
 
   
小広い稲含山頂は下仁田町にあり、360度の好展望が何よりのウリ。
山頂からは「ごみ捨て禁止」等の標識脇を東へ薄い縦走路に入る。10m程低い甘楽側山頂を通り過ぎ、少し下ると岩塊上の好展望地。馬酔木の大木を分け急下降するが道はやや不明瞭。雑木の中の急下降ではザレて滑りやすく注意を要する。
 
   
最低鞍部で左手より一の鳥居からの巻き道が合流。縦走路は薄い笹を分けて進み、やがて正面のコブを避けるように下仁田側をやや大きく巻くようになる。この付近不明瞭な踏み跡となりルートファインディングに注意。JPを少し南に通り過ぎた尾根に戻った後、わずかに戻れば小広いコブ状のJP山頂着。
樹林で展望はないが、20mほど先には三角点があり山頂よりちょっと低い。
 
  
往路を稲含山頂まで戻り、下山は秋畑稲含神社旧社に寄ってみよう。秋畑稲含神社分岐を右に入り旧階段の下降数分で神社着。
神社前からもジグザグの急下降が続き、二の鳥居をくぐれば水場の「神の水」。更に大欅分岐を過ぎれば一の鳥居は目の前だ。
一の鳥居は林道すぐ上の広場状。ここから送電線鉄塔方面へ尾根伝いに数分で赤鳥居登山口に戻れる。
 
注記)
稲含山頂には縦走路への進入禁止注意があり、あくまで自己責任によるルートであると心してほしい。一応の踏み跡があるとは言えJPまでの道は決して一般的とは言えず、熊出没の危険(足跡や多量の糞を見かける)もあり安易に入らないこと。熊よけの鈴などは必需品と考えたい。

一の鳥居近くの大欅分岐を入る道は稲含山の南山腹を巻きJPとの最低鞍部に出る。
詳細はNo.14参照
 
尚、前述の紹介ルートとは別に、甘楽側より下記の一周ルートをとれば稲含山頂への2回目の急登を回避でき合理的。
一の鳥居→秋畑稲含神社→下仁田稲含神社→稲含山→鞍部→JP→鞍部→巻き道→大欅→一の鳥居(以上3時間半〜4時間)
 
HOME       BACK